エンゲージメント経営プラットフォーム【ツナグ|TUNAG】

「グループ内の想いをひとつにつなぐ」
経営理念を浸透させるための寿々グループ様の取り組み

「組織やグループを大きくしようとしていたわけでなく、やりたいことを形にしていった結果、分社化していって、事業が増えていき、グループ化していた」。そう話すのは、訪問看護や有料老人ホームを運営する寿々グループ代表の中村充様(以下、敬称略)。

もともと看護師だった中村様は、2名の仲間とともに3人で訪問看護の事業をスタート。この活動を通し、入院はできないものの自宅での看護も難しい患者様を多く目の当たりにし、2012年に住宅型有料老人ホーム『ナーシングホーム寿々』を開設しました。

2021年現在、グループは20施設に成長。1,000人以上のスタッフが働いています。「グループが大きくなるにつれ、経営理念の浸透が難しくなった」。そんな課題を抱える寿々グループ様が理念追求型経営を実現するため、TUNAGをどのように活用されているのかお話を聞きました。

導入前に課題に感じていたこと

グループが大きくなるにつれ、経営理念が伝わらなくなってきた

〜TUNAG導入前、御社ではどのような課題をお持ちだったのでしょうか〜

中村:2008年に訪問看護事業を開始し、4年後に有料老人ホーム施設を開設しました。それから9年経った現在、20施設で1,000人以上を超えるスタッフのグループに成長しています。

弊社では、グループの規模を大きくしたくて施設展開をしているわけではなく、その土地で事業をやりたいという人がいるからお任せをして、グループが大きくなっていったという経緯があります。

同じ方向を向いて、同じ理念のもとでサービスを提供する。利益追求ではなく、理念追求型経営を突き詰めたいという思いで9年間やってきましたが、グループの規模が大きくなるにつれてそれが難しくなってきました。事業自体はノウハウがあり、需要もあってうまくいっていましたが、子会社化して会社が分かれていく中で、私の思いが薄まっていくように感じていたんです。

私からの情報発信を各会社の社長に伝え、それが部長に伝わるときには7割に、その下に伝わるときはさらにその7割に、現場のスタッフに伝わる頃には1割しか伝わりません。会社が分かれて横に広がると、同じグループでもどんな人が働いているか、何をしているか、施設長にすらわからない。ですが、そうした事情は入居者には関係のないことです。

私自身が伝えたいことは、現場のスタッフにもちゃんと話せば伝わる自信はありましたが、会社をよくしたいという思いで伝える事項が現場には正反対の意味で伝わってしまう。これを防ぐためにはグループ内に横串を通して、運営側と現場で働くスタッフの距離を縮める必要があると思ったんです。

TUNAGが機能すれば、社内にどんな人がいて、どんなふうに活躍しているのか、また自分の思いをそのままの温度感で伝えることができるのではないか。私がこれまでもやもやしていたこと、バラバラになって薄まってしまう思いを、その名のとおり「つないで」くれるツールなのではないかと感じて導入を決めました。

TUNAGの運用方法

グループ間で横串を通すためにツール導入の必要性を強く発信した

〜TUNAGを導入された当初、運用で苦労された点はありましたか?〜

中村:弊社では7つあるグループ会社のうち、まず1社で運用をスタートしました。最初に各施設、各部署の責任者に集まってもらい、TUNAGを導入する意味や、これから実現していきたいことを説明しました。

ですが、実際にスタッフに登録してもらうことになったとき、施設によって発信力に差が出たことを感じました。

スタッフの中には社内SNSというのをInstagramやTwitter、Facebookなど一般的なSNSと勘違いして、当初はなかなか画像を投稿してもらえなかったり、個人情報を気にされたりして登録が伸びませんでした。

そんなスタッフに対してTUNAGを使うよう強く言えない施設長もいましたが、そこはしっかりメッセージを発信すべきだと思いました。

TUNAGをきちんと使える施設やしっかり伝達ができる施設は、業績も伸びるし離職率も少ないし、すべて連動するなということをすごく感じましたね。

バラバラな思いで施設の運営だけをやっていくなら、経費を使ってまでこうしたツールを導入する必要はありません。ですが、同じ方向を見てサービスを提供していくのであれば、しっかりと横串をとおすことが必要だと思ったのです。

〜グループ内の1社からスモールスタートしたとのことですが、現在の運用状況はいかがですか?〜

中村:現在ではグループ内で3社まで導入範囲を拡大し、約700名のスタッフがTUNAGを活用しています。

3社からそれぞれ役員を含む3名ずつが集まって月次ミーティングを行い、制度や運用方法などを話し合っています。ミーティングに参加するメンバーにTUNAGの導入意図を直接伝えることによって、TUNAG活用のメリットを理解して現場で運用してくれているのではないかと思いますね。

理念が表れた取り組みを共有することでグループがひとつになる

〜御社では「見てくれうちの施設」という、グループ内のいろんな施設の取り組みを共有する制度があります。この制度はどんな意図で導入されたのでしょうか〜

中村:各施設がどんなことをしているのか、取り組みを共有する制度は大切だと思います。そこにグループの理念が表れているとなおいいですね。

たとえば、入居者さんの思いを聞いて玄関に花を飾るような取り組みも、ただ花を飾るのではなく、それが何にどうつながって入居者さんの思いが実現されていくのか。そこまで考えて取り組むことで、グループの理念という筋が一本通るのではないかと考えています。そういった投稿ばかりだと、スタッフは構えてしまうかもしれませんけどね。

〜いわば、グループの理念と現場との答え合わせにTUNAGを活用されているのでしょうか〜

中村:TUNAGを活用する大きな理由がそれですね。私が直に経営している会社は理念が浸透しやすいのですが、そうでない会社は現場に理念が行き渡らない可能性があります。

そういった施設のスタッフから、理念にもとづいた取り組みが共有されることで、スタッフにしっかり伝わっているんだなと感じます。

「当グループの理念はこうなんだ」と意識するだけでなく、日々の取り組みの中で理念を体現できることが大切。それをTUNAGで共有してもらうことで、グループ全体がひとつになっていくのではないかと思います。

〜当社のサポート体制についてはいかがでしょうか〜

中村:TUNAGのサポート担当の方があいだに入って、うまく回してくれているのは感じています。

私自身、TUNAGをまだまだ活用できるのではないかと感じているので、他社さんでやっているおもしろい仕掛けや取り組みを教えていただけるとネタができるのではないかと思いますね。

今後活用していく中で、背中を押してもらったり、運用を加速するた