エンゲージメント経営コンサルティング【ツナグ|TUNAG】

case-study

導入事例

「みんな心の中では会社を良くしたいと思っていた」
TUNAGの“場”と“しかけ”でコミュニケーションが自然に生まれた事例

株式会社育伸社は、学習塾や私立学校向けの教材出版会社です。全国に20以上の営業所があり、本社の編集制作部が作成した教材を販売しています。1974年に創業、44年の歴史がある企業で、勤務年数も10年以上という従業員の方も多くいらっしゃいます。

教材の作成は本社で行われており、全国各地の営業担当が教材の販売を行っています。「営業担当が教材に対する理解を深めること、制作側が現場の声を拾っていくこと、その双方のコミュニケーションにより、お客様に満足していただけるのではないか」そうお話するのは入社して2年の前島様。また、「そのようなコミュニケーションを通じて、長く続く良い会社にしたい」と、山本様、瀬戸井様はお話されました。

今回は、6名いるプロジェクトメンバーの中で、プロジェクトメンバーである総務部課長瀬戸井様、学校関東営業所課長代理の山本様、熊谷営業所の前島様の3名に、TUNAG導入の背景や取り組みについてお話を伺いました。

会社名:株式会社育伸社
従業員規模:101〜300名
事業内容:教材出版事業
会社HP:https://www.ikushin.co.jp/

感じていた会社の課題

会社の制度が知られていなかった

※右側より、瀬戸井様、山本様、前島様

〜感じられていた課題について教えてください〜

瀬戸井:福利厚生制度などの会社の制度が全然知られておらず、「有給取得ができていない」などの課題がありましたね。

そのため、まずは「福利厚生制度」について知ってもらい、活用促進を行う「プロジェクト」が発足しました。「福利厚生って何?」というところから、ちゃんと社員のみなさんに知ってもらうためです。プロジェクトメンバーは、営業、編集、総務やテスト事業の部署、様々な部署から集まっています。

〜なぜ知られてなかったのでしょうか?〜

山本:そもそも考えたことが無かったですね。福利厚生について。「会社に来て、働いて成果を出して、給与をもらう。」それが当たり前という価値観で仕事をしてきました。家族のために仕事を休むとか、自己研鑽のために早退するとか、そういう価値観が無いまま16年きていたんですよね。

“福利厚生”という言葉はもちろん知っていますが、会社で用意されている制度を考えるきっかけすら無かったんです。そんな中、プロジェクトメンバーに指名されたのですが、会社にあった制度を改めて見て、「これはみんな知らないとダメだね」と改めて思いましたね。

〜どんなものが制度としてあったのでしょうか?〜

瀬戸井:イベントとして行っているのは、新年会や、社員旅行がありますね。「手当」では、子ども手当や子女教育手当も実はあるのですが、総務部が対象の方に対して自動的に手続きしていたので、会社としてそういう手当があることは知られていませんでした。

山本:カフェテリアプランのような制度も導入していたことがありましたね。利用者が全然いなかったのですが。「使うのはいけないことなんじゃないか」と周りを気にしてしまうところがあったと思います。

その制度も数年でなくなってしまいました。そういう雰囲気も変えていきたかったというのはありますね。

営業と編集、部署ごとでのコミュニケーションが少ない

山本:仕事が部署ごとで完結しているので、部署横断的に、同じ会社の社員同士、一体感を持ちたいと思っていました。それは他のみなさんも思っているんじゃないですかね。

瀬戸井:会社として目指すところは一つなのに、部署ごとにバラバラなのは良くないですよね。営業は営業、編集は編集、という風になりがちなところが気になっていました。

前島:私は入社して2年経ちますが、入社当初は、「営業所がたくさんあるから、顔と名前が分からない」ということも普通だと思っていました。しかし、2年経った今でも顔と名前が一致しない人はゼロとは言えません。

編集の方が教材を作ってくれているのに、編集の人と話したことがない、どんな人か知らないっていうのは、営業として良くないんじゃないかと感じるようになりました。

会社のことを知ったうえで、営業の立場として感じることをあげていけば、自身の知識も深くなるし、会社としてもより良い商品づくりにつながると思うんです。

TUNAG導入の進め方、活用方法

メールで全社案内後、営業所長に個別に案内

〜営業拠点が多い中、TUNAGの導入はどのように進めましたか?反応はいかがでしたでしょうか?〜

瀬戸井:プロジェクトから一斉にメールで案内しましたね。

山本:弊社の社員は、周りを気にするところがありますので、「メールが届いた、これはやらないといけないかな」という雰囲気が逆にあったかもしれません。

〜反発はありましたか?〜

瀬戸井:「めんどくさい」という声はちょっとは上がりましたね。ですが、営業所の所長が集まる会議の場で、目的や活用状況について発表させていただいたんです。

山本:福利厚生とかTUNAGが果たす役割について話しました。目的を伝えたうえで、「ちゃんとやって!」って言いましたね(笑)

弊社の傾向としては、上長が使わないところは、部下も使っていないんですよ。その事実を、TUNAGのログインデータで示したんです。

「会社が色々と考えてくれている」ことを理解してくれたのか、その話をしたら伝わったんですよね。この1ヶ月でも、今までの態度を変えて、受け入れてくれた人たちが増えていると感じます。今も、「やり方が分からない。」という人には「じゃあ教えますよ!」と言いながら気合いれて促進していますね。

ランチミーティング補助などの「補助が出る制度」から、活用促進

〜TUNAGはどんな風に活用されていますか?〜

瀬戸井:TUNAG導入時に、福利厚生制度を整備してTUNAGに掲載しました制度の目的や使い方が分かるように明記しています。TUNAGは制度を利用して申請すると、タイムラインに投稿されますので、他の人が活用した内容を見ることができますよね。

ランチミーティング支援の制度や飲みニケーション支援の制度はすぐ活用されて、盛り上がっている様子が投稿されたのが印象的です。

山本:ランチや飲み会に補助がでるというメリットがあるので、抵抗無く頻繁に使われていますね。TUNAG申請時に、ランチや飲み会の様子を写真に撮ったものを添付してもらうのですが、みなさん定着してきています。図書購入補助の制度も結構使われてきていますしね。

瀬戸井:そうですね、図書購入補助制度は、最初はみなさん遠慮していたのかなかなか使われませんでした。「月に1度、その月に買った図書を補助します」という内容だったのですが、期間もちょっと短かったようです。

そこで、TUNAGのコンサルタントの方と相談し、「仕事に役立つ書籍なら申請して良い」「期間を1ヶ月から2ヶ月に変更」と改善し、みなさんがもっと気楽に使えるようアナウンスしました。利用状況を見ながら活用を促進していくために改善していきたいですね。

【制度変更前】
・実務に関連したビジネス書の費用を補助
・当月に読んだものを対象
※対象書籍も重たく捉えられて「この本はいいのかな?」と遠慮しがち。また、当月買ったものを当月に申請しなければならなかったため、期間が短かった。

 

【制度変更後】
・ご自身の仕事に関連する書籍ならどんな本でもOK
・購入日の翌月末までに報告したものが対象
※本人が「仕事に関連する」と判断すれば申請しても良いとした。買った本の翌月末まで期間を延長。

前島:私も今読んでいる途中なので、読み終えたら申請する予定です。

〜今社員の方に用意している「福利厚生制度」は、定着してきているんでしょうか?〜

山本:そうですね、結構定着してきてますね。ただ活用するだけでなく、写真の撮り方も工夫している人が出てきています。今後は、部活の支援などもやりたいですね。

瀬戸井:拠点が全国にまたいでいるので、どうやって盛り上げるか考えないといけないですね。

山本:「私もそれ好きです」みたいな人が全国から手をあげるような仕掛けいいですね。お互い接点があるとコミュニケーションが広がるじゃないですか。共通点があるだけで、お互いが近く感じますよね。

TUNAG活用を通じて、感じた効果や変化

「お互いを知るための場」が、勝手に会社を盛り上げた

〜そういえば部署紹介リレーが盛り上がっていますね!〜

瀬戸井:TUNAGのコンサルタントの方に、「部署の自己紹介をリレー形式で行うと盛り上がりますよ」と、他社の取り組みを教えていただいて始めてみたのですが、こんな盛り上がりにつながるとは、全く想定していなかったんです。

山本:薄々、「そういう投稿が好きな人は多いんじゃないか」と思っていたんですが、すごく気合入れてやってくれて嬉しいですね。TUNAGがめんどくさかったらあんなことやらないでしょ(笑)出たがりな人が意外と多いんで助かりました。

瀬戸井:「好きなように使ってください」と、ツールを渡すだけではやらないですが、このような形で「指名される」とやりやすいのかもしれないですね。

山本:もともと、みなさんの中に「会社を盛り上げたい」「こういうの悪くないな」という気持ちがあったということですよね。場ときっかけがあればちゃんと火がつくというか。

TUNAGがあることで、会社でのできごとを写真に撮ることが増えてきていると思います。

自部署、他部署ともに直接話す時間が増えた

前島:部署内の人や他部署の人と話す時間は増えましたね。TUNAGのことも良く話しています。

山本:「あの営業所が面白いことやってるから、うちも」という感じはありますね。今まで売上などの仕事のことは理解していましたが、「コミュニケーションをどうとっているのか?」という点は分からなかったので、話に良く出るようになりましたね。

営業所同士、いい意味でのライバル心があるので、成果をあげている営業所がどうTUNAGを活用しているかが可視化されていくといいですよね。

弊社の営業所は20拠点以上あるのですが、わいわいやってるところで売上が悪いところって無いと思うんですよ。そこがもっとTUNAGに表れるようにしたいですね。

今後TUNAGを活用して目指していきたいこと

若い世代の離職を防ぐためにTUNAGのデータを活用したい

〜山本様含め、長く働いている方が多いとのことですが、離職は少ないのでしょうか?〜

瀬戸井:離職はあまり多くない方だと思います。最近は編集の職種の方が増えているので、全体として従業員数は増えているのですが、営業職は離職する方がたまにいらっしゃいますね。

山本:私たちの世代は残っていますが、下の世代はあまり長くいないこともありますね。

〜営業職の離職の原因は何なのでしょうか?〜

山本:会社の方向性がうまく伝わっていなかったり、働きがいを感じられなかったり、入社後のミスマッチだったり……色々あると思います。

ただ、それを前向きに受け止めて会社を良くしようと動く人と、後ろ向きに受け止めて辞めてしまう人がいると思うので、前向きに会社のことを考えてくれる人を支援して増やしていかないといけないですね。

そういう意味で、TUNAGでログイン状況が確認できるのって、結構メリットが大きいんです。会社への関心度が分かるので。十分な材料だと思います。

種まきを継続して確実に続けること

瀬戸井:色々な社員のつながりの場を設けたり、何か自己研鑽につながるきっかけを作っていくことを、まずは今の延長で進めていきたいですね。

確実に継続していくことがまず大切だと思っています。いつか花開くための種まきみたいな感じです。そのためには、図書の補助についても、一人一冊は必ず読んでくれるようにしたいですね。

山本:「今仕事がとても楽しいです」「会社を良くしていくためにがんばりますね」という人が全国に出てくると嬉しいですね。そういう人が出てくるためのベースとしてTUNAGが活用できると思っています。

100年後も続く会社にするために、もっと良い会社にしていきたい

山本:16年勤務してきて思うんですが、これまで自身を育ててくれた「上司」や「会社」は、自分にとって大切な場所です。そんな大切な会社が、衰退してしまう、無くなってしまう……それは嫌なんですよ。100年後にも育伸社が残ってほしい。もっと素晴らしい会社になってほしいと思っています。

私の世代は、“昼夜惜しんでひたすら働く”という価値観があります。しかし、長く続く会社にしていくためには、そうしたものとは違う価値観を持つこれから入ってくる人たちのことも考えないといけない。“人から人へ会社をつないでいく”という視点を持てるようにならなければいけませんよね。

会社ができることを充実させたり、想いを伝えていったりということを進めたいと思っていて、その第一歩がこの福利厚生プロジェクトであり、TUNAGの導入です。

たぶん、弊社で働く社員のみんな、同じ想いを持っていると思うんです。業績向上も含めて、会社が長く続く会社にするための土台を作っていきたいと思っています。

瀬戸井:プロジェクトメンバーみんな、いつも「100年」「100年」って言っていますよね。

山本:そうそう、みんな言っていますね。

〜福利厚生制度プロジェクトは、その想いを実現するための手段の一つなんですね。瀬戸井様、山本様、前島様、お話ありがとうございました!〜

▼『TUNAG』について

『TUNAG』は、「社内制度」を軸としたコミュニケーションを行うことで、会社と従業員、従業員同士の相互信頼関係を築き、エンゲージメントを高めるサービスです。
会社からの情報共有(社長メッセージなど)、サンクスカード、1on1MTGなど、様々な社内制度の運用改善を行うことができるプラットフォームです。
専任のコンサルタントが運用のための制度設計、運用、その後の改善までを一貫してご支援いたします。詳しい活用方法や導入については、下記のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ・資料請求