エンゲージメント経営プラットフォーム【ツナグ|TUNAG】

「みんなを信頼し、全員で進める」
ビジョンに立ち返り、リブランディングを進めるTABIPPOの会社作りとは

「旅で世界を、もっと素敵に」をビジョンに掲げる株式会社TABIPPO様。旅を軸にしながらメディア事業、イベント事業など多数の事業を展開されています。

学生団体時代からかぞえて10周年という節目を迎え、「旅を広める」ということにシンプルに向き合い、今までと同じように理念からブレない会社づくりを加速させたいと考えられています。

ビジョン達成のためのチーム、会社づくりのために、TABIPPO様がどういうきっかけから組織変革を進めているのか、その流れや想いについて、弊社TUNAGカスタマーサクセス部コンサルタントの庄司がお話を伺いました。

会社名:株式会社TABIPPO
従業員規模:〜50名
事業内容:「旅」を軸にしたイベント事業、メディア事業、マーケティング事業など
会社HP:http://inc.tabippo.net/

会社のビジョンに立ち返るきっかけ

「これでいいんだっけ?」という声がポツポツと上がってきていた

株式会社スタメン 庄司:そもそも、「ビジョンに立ち返らなければ」という雰囲気はどこからでてきたんですか?

浦川様(以下敬称略):それが、最初はちょっとした業務の細かいところからだったんです。「これでいいんだっけ?」というような声がポツポツと出てきていて。

庄司:トップダウンで何か「会社を変えよう」と決めていったわけではないんですね。

浦川:そうです。急に「ビジョンに戻らなければ」と言い出したわけではなくて。最初は、ある若手のメンバーが会社のロゴに対して「これダサくないですか?」っていう声が上がって(笑)

他にも、メディアを運営において、「もう少し“旅のスタイル”の提案をしていった方がいいのではないか」という声が上がることもあり。「メディアのデザインもこれでいいんだっけ」など、次々と上がってきて。

現場の声を集めていくと、「ビジョンに向かっていないのではないか」という課題につながった

庄司:そもそもそういう声が上がることが素晴らしいなと思ったのですが、実施されているコンパスカードですとか、行動指針の浸透がベースとしてあったからではないかと思ったのですが、どうですか?

※コンパスカード・・・TABIPPO様の業務の中で定めている行動指針に沿った行動をした人を称賛するときに贈るカード。TUNAG上で運用しています。詳しくは、こちらのTUNAG導入インタビューにてご覧いただけます。

浦川:そうですね。違和感が上がる声も、1つだとここまでのことにならなかったと思いますね。色んな場所で、色んな人がこの違和感を提言してくれていたのが大きくて。

声をあげないにしても、疑問に思ったことを少しずつ改善してくれている動きも見えていました。TUNAGでは、「週報」にみんなの考えが書いてあるので、そこで見えるところもありますね。

この1年、そういった細かい違和感の声を集めていくと、「課題が同じところにあるんじゃないか」というところに行き着いたんです。結局、「ビジョンに向かっていないのではないか」という違和感だったのではないかと。

「全社員」を巻き込んだ組織改革

プロジェクトに分け、メインで動くメンバーに任せて進める

庄司:なるほど。そのような流れを経て、今、改めて組織改革に取り組まれていますが、どのように進めているんですか?

浦川:議論のプロセスに社員全員入ってもらっていて、プロジェクトがそれぞれ動いている形ですね。

庄司:議論に全員入ると、まとめるのに苦労されませんか?

浦川:大変です(笑)行動指針を変えるプロジェクト、組織を変えるための施策を考えるプロジェクト、と、色々なプロジェクトで動いているので。ただ、メインでまとめていく人と、議論に加わるがまとめる役割じゃない人などに分かれています。そこはまとめるメンバーを信じて任せています。

庄司:「エンゲージメントが高い組織をつくる」という点は以前からお話されていましたが、その観点は今回のプロジェクトに入っていますか?

浦川:「エンゲージメントを重視しましょう」という方針自体が決まった。という感じですね。「ビジョンに向き合える組織ってどんな組織だろう?」ということに対し、「会社の方針や目指すところに対してコミットできる組織ですよね」「それってエンゲージメントが高い組織ですよね」という形で話しましたね。

そこまで決まれば、エンゲージメントの高い組織を作るために何をしたらいいか。ということを決めていくだけかなと思います。

メンバーを信頼して、性善説で進めていく

庄司:組織を変えるために、まずはビジョンを再設定し、そのビジョンを達成するための組織、その組織をどう作るか、という流れで議論されたんですね。

TUNAGを導入するお客様でも、そのようなミッションをお持ちの方がいます。組織を変える、強くするというミッションは大変なプレッシャーだと思うのですが、どういう心構えで進めていくといいのでしょうか……?

浦川:働いている人たちを「信頼する」のが大事ですよね。TABIPPOが会社や事業の情報を常にオープンにしているのもそこがベースにあります。

制限が無い方が、みんなパフォーマンスを最大化しやすくなるじゃないですか。管理やルールでがんじがらめにするのは、性悪説に基づいているからだと思います。

庄司:性悪説、ですか。

浦川:働く人を信頼しておらず、会社にとってのリスクを減らしたい。そういう考えなのではないかと。ですが、うちの場合は、最初からみんなを信じて、パフォーマンスを最大化して成果が出せる環境を用意したいと思っています。

その環境が結果的にみんなの成長にもつながるはずだと思っています。だからこそ、勇気を出してどこか一部分でも自由にしてみたり、任せてみたりしてみるといいのではないでしょうか。

組織改革において、会社が傾いてしまうような大きなリスクは無い

庄司:組織改革の推進や、新しい社内制度をスタートする時は、現場のネガティブな反応を恐れて遠慮してしまう担当者の方もいらっしゃると思うのですが、そのあたりはいかがでしょうか?

浦川:自分自身が大きな会社で働いたことが無いので、完全に理解はできない前提でお話しますが、会社が大きく傾いてしまうような大きなリスクって、そんなにたくさん無いと思うんですよ

何でもいいから変えていけばいいし、うまくいったものだけ残せばいいので。逆にうまくいかなかったら元に戻せばいいですし。「変わっていこうとしている」というスタンスを示すことだけでも大きいんじゃないでしょうか。

庄司:確かに、自分自身が「変わろうとしている人」になることもスタートですね。

浦川:そのためにはベースとして従業員同士の“信頼関係”を作っていくことも必要ですが、チャレンジしてくれた人を称賛する雰囲気作りもしたほうがいいと思います。

庄司:実際、これまでの経験で、チャレンジしたり変化したりすることで大きな失敗につながったことはありますか?

浦川:ないですね。僕たちが大事にしているのは、「チャレンジした道をいかに正解にしていくか?」ということで。もちろん、小さい失敗や、うまくいかなかったことはたくさんあるんですが、それをただの失敗にして終わらせるのではなく、「失敗からどうしていけばいいか」を常に考え続けています。

10周年という区切りを迎え、どういう会社にしていきたいと考えているか

もっとビジョンにまっすぐに向かう会社でありたい

庄司:10周年という区切りを迎えてリブランディングなど様々なプロジェクトが動いていますが、改めて「こういう会社にしたい」という想いを聞いてもいいですか?

浦川:“ビジョン”にもっと真っ直ぐに向かっていきたいと思っているんです。TABIPPOには「旅で世界をもっと素敵に」という理念がありますが、以前は「旅を広めたい」というビジョンに対してもっと夢中になっていたんですよね。

それが法人化後、会社として大きくなっていく中で、少しずつ「ビジネスをすること」に気持ちが寄ってきているというか。もちろん、それも大切なことですが、じゃあ、「旅ってどうやったら広まるのか」ということをなかなか話さなくなってしまったんです。

年間のKPIがどうだとか、PLがどうとか……。そういう話が多くなってきて。

※TABIPPO様では、TABIPPOが生まれてから10周年をむかえ、応援された方へのメッセージを込めた記念サイトを立ち上げられています。ビジョンの見直しや、会社や組織に対する価値観について、参考になるサイトとなっています。

ただ「働きやすい会社」を作りたいわけではない

庄司:TABIPPOさんが本当にやりたいことは「ビジョンを達成すること」というところに戻って見直されているんですね。

浦川:そうですね、個々の働き方を自由にフラットにしよう、という取り組みもずっとやってきたのですが、「働きやすい会社にしようという点に寄りすぎていないか?」という思いもありました。

もともと、自由に働ける、働き方が選べるという環境は、働くメンバーがストレスなく、無駄なく、仕事のストレスを限りなく減らしてまっすぐビジョンに向かってほしいという意図で作りました。ただ「好きなように働いていいですよ」というわけではないんですよ。

「旅を広める、旅の良さを伝える」というところにフォーカスしながら、事業と組織をつくっていきたいと思っています。

庄司:その見直しによって、今認めている働き方や制度が変わってくる可能性はあるのでしょうか?

浦川:可能性はあると思います。例えば、今は「旅をするならいつでも休んでいいですよ」という制度がありますが、「じゃあその旅行によって得られた経験や学びを、会社に対してしっかりアウトプットしてくださいね」という要求を出すこともあるかもしれません。

うちの場合、旅のメディアを運営しているので、運用におけるマーケティング知識に強い人は増えていると思います。ですが、観光地の知識を深め、新しい旅の提案ができるのか?という点では、学びが足りていないのではないかと。

庄司:最近では働き方改革の流れもありますが、働く時間が短くなったことで、ただ「楽になったね」「働きやすいね」という受け取り方をされてしまうと、たしかに良くないですね。

浦川:働きやすさは、あくまでもビジョン達成のためにストレスなく向かうために整えているものですよね。エンゲージメントを高めて、働く人がイキイキしながら成果にコミットして仕事に取り組み、会社や仕事に誇りをもって、ビジョンに共感して動いていけるか、が大事だと思います。

ビジョンに共感し、応援してくださる周りの方の声に応えたい

庄司:そこまで、ビジョンドリブンな会社づくりをしたいと思う理由は何なのでしょうか。

浦川:先程お話したように、「旅を広める」というビジョンを達成したいという想いもありますが、TABIPPOの目指している世界観に対して、共感してくださっている方がたくさんいるからなんです。だからこそ、その声に応えたいですし、もっとまっすぐビジョンに向き合って進んでいく会社にしたいんですよね。

〜浦川様、お話ありがとうございました!社内制度などの取り組みは、ビジョンに合う運用がされているかを振り返らないとズレていってしまいます。TABIPPO様では、そのズレに現場が少しずつ気づき、会社全体のリブランディングを進めている例になりますが、そういった声が上がるには、そもそも会社と従業員、従業員同士の信頼関係がベースにあるからだと感じます。取り組みの内容やリニューアルの背景は、TABIPPO様のこちらのサイトでもご覧いただけます。ぜひご覧ください。〜

 

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